第16章 Dawn１３.大罪と復讐

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ザァァァ―――…



降りしきる雨の中、三人は半蔵のいた場所を出ていた。

リンはペイン達から少し離れた場所で空を見上げている。


妻子、離れた親類、友人、その赤子――…

この４日間、心を鬼にして片っ端から朱に染め上げてきた半蔵の一族郎党。

彼らは浴びた血を洗い流すかのように、止むことのないこの地の雨にしばらくの間濡れた。


痛｢終わったな…｣

小｢えぇ｣


ペインと小南は鎮かに言葉を交わし、少し先で灰色の空を見上げていたリンを見つめた。

そして、彼らもまた空を見上げ、長門を思った………


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