【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第16章 Dawn13.大罪と復讐
飛「これってよォ…まるで遺書じゃねーか…」
読み終わり、しばらく呆然とするメンバー。
最後になるにつれ、ところどころ文字が滲んでいるこの手紙。
彼女が涙を流しながら必死にどんな思いで書いたのか――…
それが痛いくらい伝わってきて胸が張り裂けそうになる。
蠍「この手紙…どこにあった?」
斑「俺の部屋にあった。本の下にな…」
無表情でただ立っているだけのマダラは声に抑揚がない。
しばらく沈黙が訪れ、誰もいないかのようにアジトの中も外もしんとしていた。
まるで時が止まったように誰も動かない。
時計の針が奏でる音だけが時間の流れを表していた――…
泥「リンたちを…!リンたちを追っかけないと!!うん!」
突然、静まり返った空間を裂くようにデイダラの声が響いた。
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