第14章 Dawn１２.芸術と約束-比肩-

鼬｢あの術…と言うべきか？弾丸を使って、この人数の忍隊を隠密で殺したのか？｣

痛｢昔からの得意技だ。風遁と火遁のチャクラを流し込んだ弾丸。風の力を借りて発射時のスピードを上げて貫通力を高め、その熱で傷口を焼きながら貫通する。反応する隙を与えず、血痕も残らない｣


ペインはそう話しながらリンから目を離さない。


鈴｢殺ったのは誰？｣

｢いや、そ、それだけは言えなーー…｣


未だ無表情のリンは忍の足元に弾丸を放つ。


｢ヒィ！！｣

鈴｢聞こえない。誰？｣


リンの目付きと声色が変わった。

その場にいた全員が凍りつき、動けない。

忍は痛みと恐怖で顔を歪ませ、ガタガタと震えることしかできなかった。


｢ぃ…言う…言うから…ッ｣


やっと声を搾り出すようにそう言った忍は、息を切らながら途切れ途切れに話し出した。


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