第12章 Dawn１０.仲間と宝物

泥｢あのことがある前から、オイラはみんなのこと信用してたし、友達だと思ってる。あいつらもたぶんそう思ってんだろうなって感じたからってのもある。旦那のことはもちろん一番信頼してる。だから…"仲間といる一瞬一瞬を大切にしたい"って思ってる。それが本音だ、うん｣


言い終えると、促すような目でサソリを見つめる。


蠍｢ま、俺も大体そんな感じだ。"仲間を永久に大切にしよう"ってのもなかなかいい考えじゃねぇか｣


いつもの眠そうな目をしながら口角を上げてサソリは笑う。

だが、デイダラはキョトンとしていて頭に？を浮かべている。


泥｢仲間と過ごすたった"一瞬"でもそれを大切にしろってことじゃないのかい？うん？｣


"一瞬"を強調したのが気に食わなかったのか、サソリが口を少し尖らせてデイダラを見る。


蠍｢違ぇな。"永久"に仲間を大切にするって言いてぇんだよ｣


サソリも対抗して"永久"という言葉を少し大きな声で言うが、デイダラも負けない。


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