第28章 Dawn２３.神と世界-理想郷-

痛｢……そうか。ならお前は何が知りたい？｣

鳴｢……お前の"痛み"ってのを知りたい｣

痛｢俺の…？｣


ペインは眉をひそめた。


小｢ペイン、時間の無駄よ。今すぐこいつをーーー｣


ペインの少しの感じの変化を感じ取った小南は間に割って入った。

小南はナルトの思惑にペインが引きずりこまれるのではないかと勘ぐったのだ。


痛｢待て、小南｣

小｢でも！｣

痛｢下がれ｣


前に出ようとする小南を、ペインは片腕を広げて制止した。

小南は不満そうだったが、渋々後ろに下がった。


痛｢ナルト、お前が知りたいのは俺の痛みだったな。なぜそれを知りたがる？｣

鳴｢お互いエロ仙人の弟子だったのに、お前と俺じゃ考え方が全く違げぇ…。どうしてこんなことをしなきゃいけなかったのか、どうしてこうなっちまったのか……俺は知りたい。けど、俺はお前たちのことを何も知らねぇ。話を聞いて…それから答えを出したい｣


ナルトは今の気持ちを素直に、必死にペインに伝えた。


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