第28章 Dawn２３.神と世界-理想郷-

痛「………フッ」


しかし、ペインは少し顔をうつむけると、すぐに柔らかい顔で微笑んだ。


痛「覚悟はとっくにできていたようだな｣


ペインは力強い眼差しを向けるメンバーへと歩み寄り、彼らより前へ出る。

そして、低く唸る妖狐を睨んだ。


痛「暗い戦乱の世を、光り輝く平和という名の太陽で照らすーー…
朝…太陽は昇る。
時は満ちた。
我々は！世界を照らす"暁"となる！！｣


鳴「ヴぅ…！！｣

痛「俺が憎いか？」


鳴「ヴヴヴ…………ぎぉおおおおぉおお゛おおおッ！！！！！！｣


痛「それでいい。…だがな、"俺たちの痛み"は……お前以上だッ！！！！！！｣


咆哮が轟いた刹那、妖狐とメンバーが同時に地面を蹴った………


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