【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第28章 Dawn23.神と世界-理想郷-
ナルトの懸命な説得にも、ヒナタは頷いただけでそれから少し黙っている。
日「ここに立ってるのは、私の意志」
ヒナタは静かだが、強い口調で言った。
ナルトがヒナタの方を向くと、彼女は微笑んでいた。
日「…泣いてばかりで、最初から諦めて…何度も間違ったところに行こうとして…。そんな私を…ナルト君が正しいところへ連れてきてくれたの…。だから、ナルト君を守るためなら死ぬことなんて怖くない」
痛(こいつ…)
ペインは眉をひそめ、何か複雑そうな表情を浮かべる。
仲間のためなら死ねるーー…
長門も…そんな思いでーー…
死んだのか?
日「ハッ!」
ヒナタは自分に気合いを入れ、ペインに突っ込んでいった。
様々な体術を繰り出すが、ペインにすぐ弾かれる。
日「柔歩双獅拳!!」
ヒナタの両手を、青白いチャクラの炎で獅子を象ったものが覆う。
痛「神羅天征」
ドゴッと地面が陥没し、ヒナタが術ごとなぎ倒された。
ペインはヒナタの前に立つ。
ヒナタは土やら石やらに埋れて口から血を流していた。
ペインは虫の息のヒナタに黒刀の切っ先を向けた。
痛「……」
"よく見てろ"と言わんばかりに、ペインはナルトに視線を一瞬だけ向けた。
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