第28章 Dawn２３.神と世界-理想郷-

ナルトは意識が朦朧とする中、何か思い付いたようにほんの少しだけ口角を上げた。


痛(何をする気だ…？)


ペインは何か異変に気付き、片眉を上げる。

すると、ナルトの目の周りに橙の隈取りが薄くできたが、スーッと消えた。



パキキキキ……



痛｢！？｣


ペインは目を疑った。


鳴｢自然エネルギーは扱いが難しいんだってばよ！｣


ナルトは何もしていないのに、なぜか餓鬼道がどんどん灰色になっていく。

しかし、どこか蛙に似た容姿になり、ピキピキと身体から音を立てている。

そして、身体が固く灰色になり、ピクリともしなくなった。


痛｢これは…石…？｣


ナルトは腕にめいいっぱい力を込め、羽交い締めにしていた餓鬼道の腕を壊した。


痛｢仙術チャクラ…それなりのリスクがあったようだな｣


解放されたナルトはハァハァと息を荒げる。


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