【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第28章 Dawn23.神と世界-理想郷-
痛(あの老いぼれ蛙…。今回の時といい自来也の時といい、余計な真似を…)
フカサクがシマに得意げに話しているのを聞き、ペインはフカサクを睨みつける。
シュイィイイイィイン――…
痛「!」
すると、ナルトの右手でまたあの螺旋手裏剣が回転し始めた。
鳴「行けぇえ!!!!!!」
ブンッ!
ギュイイィイイイン――…!!!!!!
ナルトの手から放たれた螺旋手裏剣は倒れ込んだペインに真っすぐ向かってくる――…
痛「だが、遅い」
ダンッ!!
鳴「!?」
ペインに直撃する刹那、前に立ったのはナルトにやられたはずの餓鬼道。
餓鬼道は両手を突き出すと、ナルトの螺旋手裏剣がどんどん小さくなり、やがて跡形もなくなった。
ペインはおもむろに立ち上がり、後ろに振り返った。
痛(地獄道をフォーメーションの後ろに置いて正解だったな…)
背後にいる地獄道。
その傍らには、あの魔王のような化け物が恐ろしい形相で睨んでいた。
痛「輪廻眼の力を使えば、六道の復活は容易い…」
鳴「…っ……」
痛「それと同じぐらい…お前を捕まえることなど、造作もないことなのだ…」
_