【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第28章 Dawn23.神と世界-理想郷-
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痛「………」
ペインは里の中央上空から木ノ葉を見下ろしていた。
日光を背に、光を一手に浴びるペイン。
その姿は太陽の逆光で黒い影になっている。
しかし、紫の輪廻眼と背中からの日の光で神々しく輝く。
ペインはゆっくりと眼を閉じた。
――…やっとだ…。やっと世界が平等に痛みを知るのだ…
――…尾獣集めと私利私欲に駆られた傲慢な人間が…
――…犯した過ちを懺悔し、他人の痛みを受け取り、分かち合う…
――…神が!低脳で浅はかな人間共に…!!
――…他人の痛みを!わからせてやるのだ…!!!
ペインは両腕を広げ、高々と上に上げた。
閉じた瞳の奥に、共に歩んできた仲間の姿が浮かぶ。
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