第28章 Dawn２３.神と世界-理想郷-

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痛｢その足のチャクラ…俺の術に対応するためか。どうやら俺の能力は知られてしまっているようだが…｣


輪廻眼を通し、青く光るモヤモヤとしたチャクラが綱手達の足に灯っているのがわかる。


痛｢圧倒的な力の前では全てが無意味。お前達大国が証明してきたことだ。お前達は…この世界の主役だと思い上がり、死を遠ざけて考える。平和ボケして浅はかだ｣


ペインは綱手達に背中を向け、右腕を軽く上げ、語り続ける。


痛｢人を殺せば人に殺される。憎しみがこの二つを繋ぎ合わせる｣

綱｢戯れ言をペラペラと…｣


綱手は苦々しげに眉を寄せた。


痛｢戦いとは、双方に死を…傷を…痛みを伴うものだ｣

綱｢私達大国も！痛みを受けてきた！言いがかりを付けてこんなことをするのはやめろ！！｣

痛｢それを本当に"痛み"と理解しているのなら、自ら戦争を起こさぬはずだがな…｣

綱｢…っ……！｣


ペインは自分を指差して刃向かってくる綱手を横目でギロッと睨みつけた。


痛｢笑止…｣


フッと鼻を鳴らし、ペインは再び綱手から顔を背ける。


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