第28章 Dawn２３.神と世界-理想郷-

佐｢それなら…どこ探したって見つからないわけだ…｣


綱手の目が驚きでどんどん見開いていく。


綱(なぜ…こいつが生きてる！？)


千鳥刀を右手に持ち、ギロリと綱手を睨みつけていた"サスケ"。

その両眼は真っ赤な万華鏡写輪眼。

千鳥刀の切っ先からは血が滴っていた。


痛｢サスケ…お前には思念波は届いていなかったな。今はここから退け｣

佐｢俺はこいつに聞きたいことがある｣


サスケは千鳥刀から血を振り落とし、その刃を綱手に向けた。


佐｢お前の命令を聞くのはそれからだ｣


ペインは少し顔をしかめ、サスケの様子をじっと見ている。

綱手は眉間にシワを寄せると、サスケに向き直った。


綱｢聞きたいことだと…？｣

佐｢あぁ｣


綱手とサスケの視線が荒々しく交錯する。


佐｢俺達を処刑するというダンゾウの意見に、お前も賛同した…。それは事実か？｣


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