【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第28章 Dawn23.神と世界-理想郷-
痛「何度も言わせるな…。遅いと言っている」
ドガァアアアァアア!!!!!!
瞬間、強い力で辺り一面が弾き飛ばされる。
ペインに巻き付いた鎖も簡単に木っ端みじんになり、かろうじで形を保っていた家屋も原形をとどめてはいなかった。
しかし、物だけではない。
鎖を掴んでいたチョウジやチョウザ、カカシも一瞬で弾かれ、ガラガラと吹き飛ばされる瓦礫に巻き込まれていく。
この衝撃波はまるで爆発のようだった――…
激しい砂塵が舞い、ペインの力が収まった後に、もう動ける者はいなかった。
そこをたった一人、悠然と歩くペイン。
ペインは瓦礫を踏み付け、その山を登っていく。
痛「動けないフリではなさそうだな」
ペインは自分が立っているコンクリートの残骸の下に身体の埋まっているカカシを無表情で見下ろす。
痛「影分身でないことはわかっている。確実に死んでもらう。…終わりだ」
カカシは頭から血を流し、ハァハァと息をしている。
しかし、そんな瀕死のカカシに歩み寄ることすらしないペイン。
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