第27章 Dawn２２.神と世界-桃源郷-

鼬｢それよりも、俺との盟約はどうなっている？忘れたとは言わせない｣

団｢サスケに手を出せば、非同盟国に里の機密情報を流す――…｣


ダンゾウは悪びれた様子もなく、イタチとの盟約内容を言ってのけた。

その瞬間、イタチの表情が更に険しくなった。


鼬｢ならなぜ…｣

団｢！｣



ギィン！！



鼬｢サスケに手を出した！？｣


イタチは目にも留まらぬ速さでダンゾウにクナイを突き付けたが、ダンゾウもとっさに小刀で防ぐ。


｢｢｢ダンゾウ様！｣｣｣


暗部達はイタチに襲い掛かる。



ガガガッ



襲いかかって行った暗部達の武器を止めたのは、サスケ、水月、重吾。


佐｢兄さんに指一本でも触れてみろ。ここで殺す｣

水｢さっきはよくもやってくれたよね…。今機嫌悪いからさ、頭吹っ飛ばすよ｣

重｢手出しはさせない｣


サスケ達はイタチから暗部を遠ざけるように立ち塞がる。


｢｢｢くっ｣｣｣


暗部達は苦虫を噛み潰したような顔で、武器を弾き返して数歩下がった。


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