【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第24章 Dawn20.動物と絆-真実-
トサッ
イタチの手が力無く床に落ちた。
佐「兄さん…?兄さんッ!!」
声をかけ、何度もイタチの身体を揺する。
しかし、イタチが返事をすることはない。
鈴「イタチさん!!」
その時、地面を蹴る音と共に、向こうからリンとマダラが走ってきた。
斑「!」
マダラの写輪眼にイタチの姿が映し出された途端、マダラは走るのを止め、その場に立ち止まる。
リンもイタチのもとまで来て、ようやく事態が飲み込めた。
鈴「イタチ…さん…?」
その場に崩れるようにしゃがみ込み、うつむくと、静かに涙をこぼした。
リンはそっとイタチの腕に右手を添える。
サスケの方を向き、目を閉じているイタチ。
頬にはまだ乾いていない涙。
血が流れた赤い痕が残っている口元。
それはなぜかはっきりと弧を描いている。
サスケに会えたことがただただ嬉しいかのように――…
触れた腕はまだ温かい。
_