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【鬼灯の冷徹】君という花【R15】

第7章 夜のキミ


「ん・・・やめ・・・・・」
白い液体が彼女の太腿を伝う。流れるそのままを染み込ませるように足全体に塗って、指先までたどり着けばくすぐったいのか気持ちいいのか身を跳ねさせて声を上げる
「白た、く・・・も、ちゃんと」
潤んだ瞳でこちらを見上げる。時折左右に揺れる体は未だに酔いが抜けないようで、両手で風呂椅子を掴んでいないと今にも倒れてしまいそうだ。
「えー、このままだと嫌なの?我儘だね石榴ちゃんは。」
ニッと笑って問いかければ物足りなさそうに此方を見ていた目を閉じて俯く。指先で背中を全体的になぞれば全身を震わせ吐息を吐いて瞬きを繰り返す。今にも泣きだしそうに睫毛が揺れる…嗚呼、あとチョット。
「おねがいします・・…って、っください」
「なに。聞こえないな?」
そう言って煽れば片手を椅子から離し震える指でソレを手に取る。月の光を浴びテラテラと光る指先が僕に触れる
「ごめん、なさい・・・素手じゃなくてスポンジで、おねがいします。」
「…仕方ないなー。でもお風呂入りたいって我儘言ったんだから僕の我儘も聞いてくれるよね?」
スポンジを受け取って洗面器一杯に泡を立てる。柔らかな泡を両手に掬い彼女を後ろから抱き締める。慌てて椅子を押さえ体を支える姿を見てから掻き上げられている項に軽くキスをする。
「あ、う・・・」
「お望み通り、このまましっかり洗ってあげるから。」
そのまま柔らかい両胸を包みこむ様に揉み洗う。俯いたままの頬がさらに赤く染まり内股にしピッチリと太腿を閉じ、身じろぎする姿に笑みが込み上げてくる。
耳元に唇を寄せてとどめの言葉をささやく
「頭の先から爪先まで全部、綺麗にしてあげる。」

・・・結局じっくりねっとり体をを洗ってあげた後コッチが我慢できなくなったから最後までシタよ。うん。確かにかなり酔ってたのは感じ取れたけど翌朝覚えてないってのは酷いと思わない?!
そのくせ中途半端にお酒を被った時の事は覚えてたから起きぬけに再度ビンタされたよ!!

ホント、理不尽だ。でもいいや。美味しかったし
ごちそうさまでした♪
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