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【鬼灯の冷徹】君という花【R15】

第6章 夜のアナタ


・・・光がまぶしい。
アタシの部屋(倉庫)には窓はなかったよね?
・・・・・隣があったかい。
そっと目を開ける。なぜか隣に白澤がいた、全裸で。
…………うん、大丈夫。昨日来てた服のまんまだ
昨日はミキに誘われて居酒屋行って、ひたすら愚痴を聞いて…それで、どうしたんだっけ?
・・・後で謝りがてら話聞きに行こう。多分今回も酔いつぶれて此処まで送ってくれたんだろうし。
「んー・・・」
隣で彼が寝がえりを打つ。
ぶつからない様にそっと体をベッドから引いて窓の外を見ればまだまだ日は昇りだしたばかりのような位置で、普段起きている時間よりだいぶ早い事が分かる。
すやすやと眠り続ける寝顔をしばらく眺めてたらピンと来た。
「・・・イタズラするなら、今でしょ!」

起こさない様にそおっと掛け布団を引っ張る。
この人はどうもオープンに「お誘い」する割にじぶんの「イイ所」を教えてくれない。脇腹の目だなんて興味本位で触ろうとしてら
「ごめん、結構デリケートなんだ。おでこの目も地味に触られるの嫌だから止めてね。」
っていって触らせえくれなかったし、アタシに痕を付けるの好きなくせに自分には付けさせない。
日々じれったく感じていたけど…これはチャンスだ。
全部剥いでしまったら寒さから目覚めるかもしれないと思ったのでお腹辺りには布団を残して、っと
・・・・・うん、これ以上はアレが見えちゃうから止めとこ。
普段隠されていて日に焼けていない白い太腿が目に入る。くすぐったさから目が覚めない様に髪の毛を括ってから柔肌に口づける。
「ん、ぅ・・・」
啄ばむ様に軽い口づけをすればくすぐったそうに身じろぎをして、残っていた布団へと足を隠してしまう。
「チッ、こういう時くらいサービスしなさいよ!」
小声で悪態をつくも隠れてしまった物をを引っ張り出してまで調べるのは危なすぎる。

「後、触れそうなのは鎖骨から上だけかァ…。」
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