第1章 マジかよ!?プロデューサー?
彼女達と暮らして一週間となった。今はスタジオの方で発声練習やダンスレッスンをしたり平日はそれぞれ学校に通っているが、まだデビュー曲はできていない。
「そうか俺が作詞作曲するのかあ~。」
プロデューサーってそういうことだよな。
「う~ん。」
やっぱりみんな中学生だし学校をテーマにしたいんだよな。
それと平日は彼女達が学校に通っているため身バレ防止策は考えないといけない。制服はオーダーメイドで夫々の色分けリボンで作るとしてプライベートが知られたらお終いだからな。
俺は考えていた。彼女達が売れたらプライベートも見つかりやすいのでは?○○学校に通っていたとか知られたらお終いだぞ。
昔のアイドルたちはこういうプライベートはどうやって対策を立てていたんだろうか?
昔の70年代や80年代のアイドル達はアイドル同士でひっそり恋愛をしていたと聞くから驚きだ。
何故昔の人達はバレなかったんだろうか?そこら辺のセキュリティーはうまくいっていたのか?
マネージャーすら知らなかったってことだよな?どういうことだろう?
疑問しか湧かなかったが・・・?
いや別にあの子達に手を出したい訳じゃないけど昔はセキュリティー甘いなーって思ってさ。
そんなことを思いながら歌詞を書いた。
歌詞が書けたらギターを手に取りジャンジャカ弾いてみる。
しかしヒップホップ専攻だった俺にとってアイドルソングを作るのは至難の業だった。1ヶ月かかりようやく完成した。
歌詞を書くのも一苦労。アイドルの歌詞文句はなんなのかと思い、いろんなアイドルソングを聞いた。
WCD43(私達、中華大好き43ってことらしい)
モーモーニューニューの曲も聴いた。(牧場で働きながらアイドルが売りだったらしい)
アイドル学校りんりん棟、アイドル病棟それから色んな曲を聴いた。
可愛いだの、大好きだの俺の知らない可愛さで溢れた歌詞だった。でもそれ以上に苦労したのがメロディーだった。
可愛く元気よくアップテンポにを大事にメロディーを作ることにした。
そしてようやく完成した!!!
「できた!」
1ヶ月かかったけどやっと完成した。
デビュー曲いいのできたぜ。みとけよー!