第71章 リヴァイの休日
「妬かない訳、ないじゃないですか……
と言うか、普段から
妬きまくってますからね?」
「普段から?
俺はお前のそんな素振りを全く見てねぇが。」
エマに続いて
訝しげな表情になったリヴァイは、
眉間に皺を寄せる。
「言わないし、顔に出さないだけですよ。
いちいち気にしてる素振り見せて、
リヴァイさんを
困らせたくないですからね。」
「別に困らねぇよ。」
リヴァイは即答すると、
「お前は聞き分けが良すぎる。
むしろ、もっと俺を困らせてみろ。」
そう言ってエマの手をそっと握った。