第70章 結婚式後は……

「エルヴィンさん。
ナイル師団長にも、してあげて下さいよ。」

「なっ！！何をだ！
エマ、妙なことを言い出すな！！」

「何をそんなに焦ってんだよ……
誰も抱いてもらえとは言ってねぇだろうが。」

リヴァイは呆れたように言いつつも、
少し頬が緩んでいる。


「仕方ないな………
今日はめでたい席だから、特別だぞ？」

エルヴィンはため息交じりに言うと、
ジャンから手を離し、
そっとナイルを抱き寄せた。