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自由の翼を掴む話・2【進撃の巨人】

第53章 花言葉



「……それでも、確信したのはあの時だな。」

「何をですか……?」


「片思いだとしても、
君をこれからいつまでも
愛し続けるだろうということを。」

エルヴィンはそう言いながら、
エマの肩を抱いた手の力を強めた。



だがすぐ大きくため息を吐くと、

「またこんな重い話をしてしまったな……
ただでさえ雨で湿気が多いのに、
ますますジメッとした空気にしてしまって
悪かったね。」

そう言ってエマの肩から手を離し、

「……すまない。
本当に、君にそんな顔をさせるつもりは
なかったんだ。」

と、涙を堪えるエマの頭を、
軽く自分の方へ引き寄せた。

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