第8章 二年後
みんなと別れてから櫻と俺は二人で駅にあるカフェに向かった。
『ごめんね、内緒にしてて。』
「いや、」
いつわかったんだ。。
『みんなにもね、言いたくて陣平にも内緒にしてたんだ。』
「いつわかった。。」
『えっとね、三か月前かな。』
「ってことは四か月前くらいか」
最近細くなったと思ったがまさかつわりで??
「最近つわりとか隠していたのか?」
『あー、、うん。』
「夜も避けてきたのか?」
『はい。』
「風呂もか?最近じんやと俺を一緒に入れてたのも?」
『はい…』
「んだよ。内緒にしなくてもいいじゃねえか。。」
泣くほどうれしかった。陣弥だけじゃなくもう一人家族が増えるなんて嬉しい以外の言葉が見つからねえ。
「ありがとうな。絶対これからも幸せにするからな。」
櫻に抱きつきながら言った。泣きながら、何度もありがとうって。
『これからもよろしくね、陣平。』
「もちろん。」
これ以上ない幸せを感じた俺はそのまま警視庁に戻らず櫻の検診に付き合った。