第12章 嫉妬【幸村】
「あ…精市…ゴムは?」
『あぁ…つけてないね』
「え!!やばいよ!」
『中に出てないしその時は責任とるよ?』
「そういう事じゃなくて…」
うーん。先輩もさっきまでと違ってすごく笑顔で楽しそうだし、まぁいっか。
目標だったキス以上も出来たし私も幸せ。
でももう部室は…
「ねぇ精市?もう部室ではやめようね?」
『ん?うーんそうだね、考えとくよ』
先輩が悪い顔で笑ってる……
「そういえば赤也死にそうな顔して走りに行ってたよ?」
『あぁ、赤也には〇に抱きつかれた罰として外周100周と帰ってきてから強化トレーニングを今日中にやるように言ってるからね。だいぶしんどいと思うよ。』
「えぇ。。可哀想…」
『〇?また赤也の味方して俺の事嫉妬させるの……?』
「ち、違う違う!!!!大変だなぁ!って思っただけ」
『そう?俺達は立海テニス部だからそのぐらい大丈夫だよ』
それから先輩は部活へと参加してたけど真田さんに遅いぞ。って怒られてたけど鋼のメンタルで気にもしてなさそう。
赤也はヘロヘロになりながらも先輩に命じられた分をしっかりこなしたみたい。
これからは赤也との距離感を気をつけなきゃね…。
いや、男の子全員とだな。
END