第1章 ぼく、さとにゃん♪
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はじめまして、にゃ!
ぼくは、さとにゃんにゃ!
んと、正しくは、“さとし”にゃ!
ぼくは、普段は普通の猫にゃんだけど、お日さまが沈むと、人間になるのにゃ!
何で人間になれるにょかは、突っ込んで訊いちゃダメにゃ!
何でかって言うと、わかんにゃいからにゃ!
とにかく、人間になれるのにゃ!
…シッポと、猫耳はついたままにゃけど…
でも!
ちゃんと喋れるし…なんか、やたらに“にゃ”って言っちゃうけど…
でもでも!
ちゃんと二本足で歩けるし!…なんか、走る時つい四つん這いになっちゃうけど…
んん〜?
…つまり、人間にゃ!(←考えるのを諦めた)
そして、にゃんと!
ぼくは、癒し猫にゃ!
なんかわかんにゃいけど、ぼくを抱っこしたり、イコイコしたり……したり(←もっと言おうと思ったのに思い付かなかった)
なんか、ソユコトすると、すごく癒されるのにゃ!だから、癒し猫にゃ!
ん?
なんでそんにゃコトがわかるのかって?
だって、ご主人さま達が言ってたのにゃ!
え?
ご主人さま達って、誰にゃって?
それは、ぼくを飼ってる、あの風山家の四兄弟のコトにゃ!
…え?
みんな、知らにゃいの?
ご近所ではイケメン揃いの四兄弟だって、有名なのにゃ!
…知らにゃい?
そうにゃの??
…えっとぉ…
じゃあね、特別に、ぼくが紹介してあげるにゃっ!!
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