第5章 私に何か隠してない?
ドーム〈ライブホール〉
織紀「わぁ!広…」
太宰「ライブホールに来ての初声は此れかい?」
織紀「だだだだだっ…太宰さん?!」
私の後ろから太宰の声が聞こえ、驚きながら振り向いた
太宰「笑笑まぁ、でも、私もこのぐらいのライブホールは見た事無いなぁ」
織紀「ですよね!」
意気投合(?)して有ると
敦「太宰さーん!休憩終わりますよ〜!」
遠くに居る敦から、声が掛かった
太宰「じゃあね〜♪」
織紀「はい!」
太宰に別れを告げた
又、ライブホールに繋がる廊下から人影が見える
コツコツ…
みみ「あれ?織紀じゃん」
織紀「みみ君!」
雷火君と雪君がびっくりしながら
雷火「いつの間に呼び捨て?!」
雪「みみが喋るなんて珍しいね」
まぁ、みみ君が喋るなんて殆ど無いし私も内心驚いて居た
みみ「何で居るの?」
織紀「仕事の同期と一緒に来てて…お菓子を上げようかなって…」
みみ「ふーん…」
お菓子…上げるの?と云って居る様な眼差しを此方に向けて来る
敦「織紀さん!」
敦君が歩き乍ら手を振っている
織紀「あ、みみ君この子が同期の敦君!みみ君に劣らず可愛いでしょ!」
敦「織紀さん辞めて下さい///…あ、中島敦です…」
みみ「キャラメルのみみです。」
みみ君…敦君を少し睨んだ?と思って居たが…まぁ、気の所為だよね?
織紀「敦君お菓子有る?」
と、聞くと敦君は幼い子が玩具を買って貰った様な眼差し、雰囲気で
敦「欲しいです!」
なんて、目を輝やせて居た(可愛い!(≧∇≦))
織紀「ジャーン!今日はカップケェキ持って来たよ!」
私は鞄の中から手作りのカップケェキを出す
敦「わーっ!織紀さんの手作りですか?」
織紀「うんっ!少しチョコチップを入れてて…」
私達がキャキャと話していると
太宰「お取り込み中善いですかー?」
又もや太宰さんが後ろから話しかけて来た。本当、心臓に悪いから辞めて欲しい…
織紀「うやっ!」
太宰「私にもカップケェキ頂戴?」
織紀「どうぞ!」
私はカップケェキを上げた
織紀「はい!みみ君も!」
みみ「織紀の分は?」
織紀「大丈夫!」
みみ「…大丈夫織紀に上げる」
織紀「ええっ…でも…」
みみ「大丈夫だから」
織紀「じゃあお言葉に甘えて…」
みみ「大丈夫…織紀の貰うから」