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【呪術廻戦】獄門疆から君のもとへ〜五条悟〜

第14章 再会


 心臓が止まったみたいに動けなくなった。

 これって……まさかね。

 半笑いして先を読む。

「愛してるってまだ言ってなくてさ。僕を忘れてないかだけが気掛かり」

「忘れるって事はないんじゃないですか」

「それがね恵。彼女は記憶障害を患ってんの」

 ハ?

 カンカンッと床にスマホが落ちて跳ねる音がした。手に持っていたスマホを思わず落としてしまった。拾おうとして屈むけれど、手が震えていて上手く掴めない。
 
 頭の中がぐちゃぐちゃになった。五条先生には渋谷事変の直前まで会っていた恋人がいたんじゃないの?
 
 そう思ったけど、さっきから五条先生が口にしているのはこの世界と私の話ばかりだ。

 炎上してもおかしくない内容のオンパレード。本編とはまるで関係のない話。


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