• テキストサイズ

森の子·家の子

第12章 べに



なでなで

(あれ?この感覚覚えてる、知ってる撫で方だ)

優しくて、小さくて···


ふっ
「う···」

「あっ、起きましたか?ロナルドさん」

「あ、あー··」

「客人用部屋を案内するので寝ましょ?」

ぽやぽや
(彩華?··違う彩華だ。でも)

ぐいっ。
「ロナルドさん?」

「俺、幸せだな··ぐぅ」

(手、握られたまま寝てる。幸せか)

なでなで
「御無礼を失礼しますね」



(何だろ。いい匂いがする、ドラ公の線香に近い匂いだけど···)


ふっ
「あっ、俺寝てい···」

「あっ、起きました?流石にソファで寝るのは風邪引きますからね。御無礼を失礼します」

「足が··浮いてる」

「あぁ、抱えてますからね!自分こう見えて力あるんです」
/ 106ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp