第3章 表とうら
「ロナルドさん、朝急いでいたのか··お弁当忘れていたので届けに来たんですが。受付の方に渡して貰おうとしたんです」
「そんな事しなくても···」
スチャッ
(名札?)
「これを見せれば直接俺の部屋に行けるから」
「···わかりました、一応受付には挨拶してから向かいますね」
「···今日はスーツなんだね。」
「はい。」
「良かったー··」
「?、無事に渡したので私は帰りますね」
ぎゅ
「あと5分だけ」
「仕方ない人」
✿✿
ガチャ
「それでは失礼しました」
あせあせ
「気をつけて帰るんだよ?」
「わかりました」
パタン
すたすた
(ロナルドさんの社長部屋凄く広かったなーー)
「おっ」
「のわっ」
どん✿
「すみません、お怪我はないですか?」
「いや、こちらこそすまない··あれ?君は初めて見る顔だね」
「あっ、社長の家で家政婦をしてる者です」
「ふーん。社長とは仲良いの?」
「色々と教えて貰ってますよ」
「やっぱり社長ってかっこいいと思う?」