第6章 新たなる出会い ◆
じー···
(あんなに鬼神のような形相と剣術と拳··でも普段は優しくてあったかいのに··ドラルクさんに聞いてみようかな··)
「ロナルドさん?(いつまで見てるんだ?)」
「あー···」
「!?」
がぷっ
「みぎゃっ!(噛まれた!?)」
✿✿✿
パサッ
「ドラルクさんまた行方不明者のリストが増えたよう··です(あれ?)」
リストには見覚えのある顔がいた
(私がこらしめた子達だ··何かの事件に巻き込まれた?)
「···神隠しだよ」
「神隠し?」
「シンヨコの心霊スポットに行ったらしいよ··まぁこれには私達は手出し無用だけどね」
「神隠しですか···」
(あの子達が行方不明になる前あたりからロナルドさんが館に帰宅するって話していたから····って疑ってはだめね)
あの子は、
ぽたっ···ぽたっ···
「····まずい」
優しい子なんだから。
❦ℯꫛᎴ❧