第6章 新たなる出会い ◆
「"殺戮兵器の剣術士"···何年か前にかなり有名すぎて指名手配ぎりぎりまでの···」
「指名手配?」
「····暴走族の総長、だったんだよ。お前の世話係は···」
「彩華が!?」
「しかも、全国の族達をまとめていたらしいな···」
「でも何故、吸血鬼対策で働いてるんだ?」
「霧島」
「はい、どうしました?半田さん」
がしっ
「俺はお前(剣術)が気に入った!」
「ああ!?離せ半田!」
「ふはは!バカルドめ!霧島は対策より俺たち退治人として武器を振るうのがいいんだ!」
「えっ···と私は、確かに指名手配ぎりぎりまでの剣術使いで全てをなぎ倒してきましたが···」
あの日確かに私は助けてもらったから
ザアア···
『·····』
『·····』
すっ
『君の武器は剣や拳ではなく、ーーなんだよ』