第29章 ウソの声 嘘ルド
(でも、今から渡す"愛の心臓"は変わらない願い)
キュッ
「ロナルドさん目を瞑ったまま聞いてください。私は逆転の彩華。私がいる世界のロナルドさんは人間から吸血鬼になった人であり私の大切な人」
「·····」
「そしてこの世界(夢)に入れるようになったのは人間だった頃のロナルドさんがいる世界だけ」
「····彩華」
「目を開けた時に手の中に入れた"愛"を見てください。アメトリンの石言葉は···」
『調和·創造性』
「貴方たちが作る"嘘の先"を私は待ってます」
愛してます。✿✿✿✿
はっ
「ーーー!」
ふよふよ
「怖い夢見たような顔だね」
「··彩華は··?」
「帰ったよ。心臓を渡しに来てくれたみたいだね」