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夜の吸血鬼

第4章 おとぎばなし ✿



後日✿

カタン。
ばさばさばさ!
「·····」

ひょこ
「おっ!王子様人気だね~~~」

「部長。··あんなのかっこいいとかに入らないですし···」

「でも萩野くんの王子様役ピッタリだったよーー。突如現れた吸血鬼役の人に対しても見事なまでの台詞。」

ばっ
「部長も見たんですか?!あの吸血鬼役って誰か分かりますか?」

けろり
「あの吸血鬼は私達の卒業生じゃないの?校長が特別に呼んだんだろ?」

「卒業···生···?」

卒業生なら。···何でこんなに···胸がざわつくんだ?



カタン
「おはよう萩野くん。部長」

「あっ彩華。おはよう~~風邪は大丈夫?あの後ロナルドくんが彩華を保健室に連れて行ったの覚えてる?」

「気づいたら家でしたwww」

ひょこ
「彩華ずっと寝言で「あんまん···食べたい」って言うから笑っちまったよwww」

「ふぁ!?」



ぎゃいぎゃい



(····分からない)







‎チラッ···
(あの男疑いが強いのか勘が鋭いのか··やけにあの日を調べてるよな。··もっと強く魔力やらないといつかバレるな)




















❦ℯꫛᎴ❧
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