第2章 つめ ✿
じーーーー····。
(色んな色がある)
学校帰りにドラルクさんの前に寄ったお店に並ぶ綺麗なマニキュア
むむ
(私も久しぶりに付けてみようかな。何色がいいか··な)
ぎゅ
「何見てんだ?」
びくーーー!
「おんだばさーー!」
「ははっ!相変わらず面白い悲鳴だな!」
「こら!ロナルドさん。」
「だって中々ドラ公んところに来ないからよ、マニキュア?」
「綺麗ですよねーー。」
「····」
『全く、若造に任せると不格好になるからな!私が塗ってあげるから手を出しなさい』
『撮影するだけなのに···』
『よし!出来たよ』
「さん」
「·····」
「ロナルドさん」
はっ
「あっ、悪い」