第24章 ちゃいな ◆夢女
わしわし
「お前怪我だらけだなー。痛くないか?」
「··ない」
「なぁ」
「?」
✿✿✿
「さっ、日出男君寝ましょうか。先ずは食べて寝て体力戻し!」
もじ。
「あの··お姉ちゃん」
「うん?」
「まだ、いたい」
「あー、大丈夫よ。来たばかりだもの、ちゃんと怪我が綺麗になるまでは私の家にいていいですから」
「あの吸血鬼もいる?」
「ロナルドさんもいますよ」
「~··っ!」
ぎゅっ!
「日出男君?(お兄さんが恋しいかな?)怖くないよ」
「吸血鬼のお兄ちゃんに言われた」
『なぁ、家に帰らないでこの家で暮らさないか?』
「!?、そんな事言われたんですか!?」
「うん。駄目?」
「日出男君」
私はしゃがみ日出男君の目線に合わせる