第4章 おとぎばなし ✿
「···私は、貴方を愛しています」
「ありがとう。」
パタン
「何が発表会で私がお姫様で萩野くんが王子様なんだよーー!」
「お前が遅刻するのがいけないんだろ」
うぐっ
「正論パンチ」
私達の学校では学年別の発表会があるらしく
私が····まぁ···うん··色々とあり遅刻したら何故かいつの間にか決まっていた話であった。
がららっ
「おーい彩華。帰るぞ!俺腹減った!」
「ロナルドくん、またね萩野くん」
「あっ、あぁ(こいつは確か、霧島のいとこで今月いっぱい俺達の学校に転入してきたんだよな···)」
あいつの名前はロナルドと言う。
クラスは同じだが···今回の発表会にはいないとの事だから除外されたらしい