第18章 シャルロッテ ◆
「はい、同じ吸血鬼でひとりの"約束"を果たすために来たんです」
「··やさしい」
「私は、吸血鬼も人間も大切だからね」
「ちいにいも兄さんも彩華が好き」
「それは嬉しいですね」
「私も··すき」
がぷっ
✿✿✿
すとっ
「着いたぜ」
「今日もいいの?」
「地下室なら問題ないからの」
~··ふわっ
(ん?屋敷から彩華の匂いがする)
「バレット様?」
「あっ、あー··急に予定が入ってしまったみたいにゃ、次まで我慢出来るか?」
「バレット様が言うなら我慢出来ますわ」
「悪いの」
バササッ
「何故匂うんだ?」
もし、叶うなら
ガチャ
「おかえりなさい、ヒヨシさん」
「夢じゃない?」
「?、吸血鬼の集まりお疲れ様です。ロナルドさんとヒマリさん偉くお留守番出来てましたよ」