第3章 けーき ◆
ぺこぺこ
「すみません!すみません!」
けらけら
「いいんだよ。君は私のお菓子が好きなんだね」
ぱぁ
「彩華が食べていた、バナナマフィンがいい!」
「ロナルドさああん!」
「いいよ。彩華くん」
びくすっ
「はい!」
「今のところ順調に育成出来てるみたいだね」
「はっ、はい!··まだ子供ですが」
ひょい
「みゃっ」
「とても可愛い子です」
パタン
(随分と慣れてきたようだなロナルドくんも)
ただ
ふるふる
(お菓子頼む顔が子犬なんだよなーーー!//)←可愛いの好き
カタン
「さて。子犬達が喜ぶ顔が楽しみだな」
◆◆◆◆
「さてもう寝る時間ですよ夜の子~」
むずっ
「ひとりはやだ」
「大丈夫ですよ、一緒に寝ますから」
「でも俺が寝たらすぐいなくなる」
「····(気配感じるのか?)そしたら今日からずっと一緒に寝ますか?」
ぱぁ
「うん!」
(やっぱり、吸血鬼やな)