第3章 けーき ◆
もむ
(やはり。ドラルクさんのバナナマフィンは美味しい)
たたた
ガチャ
「····あの··何··食べてるの?」
「ホラルホさん(ロナルドさん)」
すんすん
「あまい、」
「食べますか?ドラルクさんが作ったバナナマフィン」
ぱあ
「は··はい!」
かたん
よじよじ
ちょこん
(ロナルドさんにはちょっと高いかな···まぁ私が抱き上げって··まだ私に甘えたいんだな)
「最近はひとりで寝れてますか?」
「···最初は··一緒に寝てくれるから··怖くない··でも」
すっ
「でも?」
すんすん
あー··
ぱくっ
「ーー!」
(八重歯見えた)
もむもむ
「おいしい!」
「ドラルクさんにまた頼もうね」
(でも。寂しいんだろうな)
ロナルドさんがいた屋敷は見た感じ広いし。常にひとりなら寝る時どうしていたんだろうか