第7章 調査兵団
リヴァイとファーランは兵舎に入りイザベルも同じ部屋だと思って喜んだら違って女性用の兵舎だった事をぶつぶつと言っている
「しかも何でカナコとも離れるんだよ!女同士だろ一緒がいい!」
3人は調査兵団の戦力として部隊に入るけど 私がここに居るのはリヴァイが
「カナコも連れて行くのが条件だ」
と言ったからでエルヴィンもあの秘密を見るまでは戦力にならない私の事には興味はなかったはずだ
調査兵団に入るけど戦力として使えない私は他の団員とは生活時間が違い兵舎に部屋は無い
支給された制服はブラウスとジャケットだけで ズボンとブーツは無く 自由にしていいと言われ 私は訓練にすら出なくていい
幹部達の兵舎は普通の団員より贅沢な造りで幹部は1人部屋と執務室あった
その幹部棟の1階の部屋が私に与えられた
エルヴィンに連れられて調査兵団の団長の部屋の前に付き扉をノックして「エルヴィン・スミスです」と声を掛けると「入れ」と返事が聞こえる
緊張する私にエルヴィンが小声で「大丈夫だ顔は怖いが優しい団長なんだ」と笑った
エルヴィンが私の為に用意した仕事は幹部達の雑用係と地下街での仕事を活かした裁縫係だった
明日から仕事と施設の説明を受ける事になる でも今から調査兵団の皆に挨拶をする為に広場に移動する
3人はもう着いていたからファーランの隣に立った
「カナコ・ヤマウチです 私は団長と幹部方の雑用係と皆さんの制服の修理をする裁縫係です
幹部棟の1階が裁縫係の部屋になりますので破れたり直しがある時は持ってきて下さい」
「まだ裁縫係の方は準備が出来てないが 道具が揃い次第に報告をする モブリットカナコの世話役はお前だ!明日から兵団内の施設の説明と仕事の説明を任せる その間はハンジ!大人しくしてろ!」
「モブリット 良かったね あんな可愛い女の子と明日から一緒かぁ…私はうらやましいよ!」
「ハンジさん静かにして下さい!」
少し顔を赤くした男性が茶色い髪をポニーテールにした女の人?に前を向くように注意していた
あの男の人がモブリットさんか…なんかいい人そう
「あとの3人はフラゴンお前の隊に配属する!」
「私の隊ですか!?」
フラゴンさん… 素直じゃないけど出来る子達なんです 頑張って下さい!と心の中で応援した