第32章 短編4 5歳児
「わ。わー··」
ちょこん
「あー!おっぱいだ!」
もじ
「······」
「毎回お疲れ様ですドラルクさん」
ぴょんぴょん!
「抱っこ!抱っこ!」
「もうね、本当学習をしないんだからな5歳児共は!ただ今回は珍しく半田くんまでもがかかるとは思わなかったよ」
「·····」
「こんにちは半田さん、私は彩華と言います」
「····彩華、お姉ちゃん···」
ぱちくり
「·····(5歳児の半田さんってこんなに律儀に育てられてるんだな···それが今じゃセロリ魔人)」
ぎゅむ
「うわ〜ん!抱っこー!」
「ぐえっ!」
「こらロナルドくん!彩華くんが困ってるだろ!」
「抱っこしてーー!」
ぐぬぬ
「まさに抱っこ魔人となっとる」
ひょい
「あはは、ロナルドさんは完全に今と変わらないですね」
むに
「やわらかーい!」
「エロルド」
「まぁまぁ」
じーー···
「·····っ」
「どうしました?半田さん」
「なんでもない···です」