第5章 マネージャー
「鈴も実夢も氷帝に彼氏がいたと思うけど?」
「「な!?」
「しかも、男子テニス部」
「何で知ってるの!?」
「俺達の情報網を甘く見ない方がいいよ。
当然、別れているんだろう?」
「うん。だって、ブンちゃんがいる所に帰るんだよ?
それなのに、男の人となんているわけがないでしょ?」
「相変わらずだね。丸井一筋なのは」
「うん」
家の前に着いたあたしたちを降ろしてくれたせーちゃん
「え?」
「何で、ここにいるの」
家の前にいたのは、仁王姉妹
「だって、あんた達の親がどんな人か」
「気になるかい?それは、仁王に聞けば分かるだろう?
この2人も、キミたちにも俺達は全員あっているよ。
しかも仁王の家にも言った事もあるしな」
「へ?」
「うちに?」
「あぁ。行った事あったよね?蓮二」
「あぁ。行ったな。つい最近だと、昨年の12月か」
「え?」
「嘘っ知らなかった」
「だろうな。アイツがそう言うのを言うタイプではないからな。しかし、この2人は大体気付いているぞ」
「あたしはそうでもないけどね。実夢の方が気づくんじゃない?」
「んなわけないじゃん」
「こんなに、仲がいいの?」
「あぁ」