第1章 Prolog
リリカside
ユウ「…で、一体ここは?」
クロウリー「おや、空間転移魔法の影響で記憶が曖昧なのでしょうか…?」
ユウ「空間…なに?」
クロウリー「空間転移魔法です。まぁいいでしょう、よくあることです。歩きながら説明しましょう。私、優しいので!」
グリム「ふなぁ〜、離すんだゾ〜!」
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クロウリー「ここはナイトレイブンカレッジ。類まれなる才能を持った魔法史の卵が集まるツイステッドワンダーランドきっての名門学園です。」
『うんうん。』
クロウリー「ここに入学できるのは闇の鏡に選ばれた特別な者のみなのです。」
グリム「むぐぐー!ふがっ!」
クロウリー「って、長話しすぎました…」
クロウリー「さぁ、入学式に行きますよ。」
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ちょっと待てぇぇぇ!
あれ、入学式って…
式典服着た寮長たちが居る…よね?
え、死ぬ死ぬ、死んじゃうッッッ!
『あ…あ…』
リドルくんにレオナさん、アズールにカリム君…
クロウリー「おや、どうしたんですか?」
『あ、いや、なんでも、ないです…』
クロウリー「ならいいです。さ、寮分けが終わってないのは君たちだけです。さぁ、早く闇の鏡の前に…」