第9章 レンジ
ちん♪
ぱかっ
「わぁ。綺麗にできましたね!ドラルクさん。」
「ヌヌヌー」
「彩華くんは手際がいいから教えがいがあるよ」
「いえ、ドラルクさんの教え方が上手いんです」
「それでなんだが、何故私にお菓子作りを頼んだんだい?」
「あっ···あー···かくかくしかじか」
ぴん✿
「確かにそれは大変だね」
むすルドーーーーーーーー。
「うーーーーーー···」
かちゃかちゃ
「おやおや、ゴリルドくん落ち着き給え」
「何故某漫画風な喋り方しやがる!ゴリラパンチ!」
ぼがっ!
「スナァ」
「ヌヌヌー!」
「ドラルクさああん!」
がたん!
「なんだよなんだよ!クソ砂おじさんと仲良くお菓子作ってるの羨ましいんですけどーーーーー!うえーん!」