第24章 チャリー
それから1週間
「お疲れ様です」
「助かったよーー。霧島くん」
「いえいえ、ヘルプで来たので」
実は私が働くコンビニではたまーにヘルプを頼まれる時がある。
(今回はロナルドさんに中々連絡出来なかったからな~··何かお詫びをしなきゃ··)
✿ロナルド事務所✿
(お茶菓子、用意出来た···よし···)
ドアノブに手を伸ばすと
ガチャ
「今日はありがとうございました、ロナルドさん」
「···いえ、また何かあればいつで···!」
「!?(ロナルドさんの隣に···綺麗なお姉さんがいる)」
「あら、こんにちは」
「お疲れ様です···また後程清掃に入りますね。失礼しました(空気重い)」
「あら?あなた掃除業者の方なのね」
「すみません、もういいですか?」
ぐいぐい
「えっ··ちょっと··!」
ぐいっ
「のばっ!」
にっこり
「せっかく来てくれた清掃業者なんですから仕事してもらいますので····気をつけてください」
バタン
ガチャ
「えっと···あの女性はいいんです····!?」
ぎゅ······。
「····会いたかった」
「えっ···と、ロナルドさん?」
「···んで」
「···?」
「何で、連絡くれなかったんだよ····連絡つかないし···既読も付かねーし···俺の他に男といるのかと···」