第13章 もりやら
「····?」
(俺はあの会場に嫌気さしていたんだよね、そんな時現れた君があまりにも····綺麗だったんだ)
だから本当は君が女の子なんじゃないかと疑ったけど····。
俺の勘違いだったな。
「····ロナルドさん?」
「あっ、ごめんね」
(私は嫌な嘘ついてる)
「···っ」
本当は女の子です!煮るなり焼くなり好きにしてください!と言いたい。
「彩華くん」
「はい!」
「君の部屋を案内してあげるよ」
「部屋?!、そんな私は床で寝ます!」
「いや駄目だよ!体が冷えちゃうだろ!?それに君は俺の家に住んでるんだからね」
「う···っ、ありがとうございます」
きゅん
(やっぱり女の子に見えてしまうぐらい可愛い男の子だ···)