第37章 花①遥かなる旅路
は近くに倒れているジョセフも発見した。
「はっ…!!」
(そんな…おじいちゃん…)
デ「花京院のやつも既に始末してやったぞ。もそれにショックでやってこない。ポルナレフはどこぞに潜んでいるな?ハッ、どうでもいいがな。次は承太郎、貴様だ」
は息を殺してその様子を見ていた。
承「野郎…ディオ!」
デ「ほう…向かってくるのか、逃げずにこのディオに近づいてくるのか、せっかく祖父のジョセフが、私のザ・ワールドの正体を試験終了チャイム直前まで問題を解いている受験生のような、必死こいた気分で教えてくれたと言うのに」
(なにその言い草…)
承「近づかなきゃ、てめえをぶちのめせないんでな」
デ「ほほう…では十分近づくが良い」
2人はどんどんと距離を縮めた。
ス「おらぁ!」
スタープラチナが拳を振りかざしたが、ザ・ワールドに足を蹴られ、承太郎のズボンが破けてしまった。
「…!!」
デ「のろいのろい!ザ・ワールドは最強のスタンドだ。時間を止めずともスピードとパワーとて、お前のスタープラチナより上なのだ!」
承「俺のスタープラチナと同じタイプのスタンドだな。遠距離へはいけないがパワーと精密な動きができる」
デ「貴様よりどのぐらいザ・ワールドのスタンドパワーが強いかちょいと試してみたかった。まっ、試すほどでもなかったようだが」
承「試すっていうのは傷にもならねぇなでるだけのことを言うのか?二万円もしたズボンが破れたがよ」
デ「どうしてジョースター家と言うのはこう負けず嫌いなのだ?フン、くだらん挑発に乗ってやってもうちょっとだけ試してやるか」
2人のラッシュが続いた。
「…」
デ「ラッシュの速さ比べか?無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄…」
承「オラオラオラオラオラオラ…」
「スピードが…見えない…なに…浮いてる…!」
2人はラッシュを続けていると空中に浮き上がった。
すると承太郎がザ・ワールドの拳を食らってしまった。