第3章 花京院典明
空条承太郎
本日中にきさまを殺す
わたしの幽波紋(スタンド)で!
花京院典明
と書いてあったからだ。
2人がそれをみて驚いているときだった。
不良1「ちょっ、先生、ううっ、何をしているんです?」
その声に2人は不良達の方を振り向いた。
、承「「はっ!」」
不良2「ひいい…」
先生は何かを一生懸命振り回していた。
先生「何をって…体温計を振って目盛りを戻しているんじゃあないの!」
不良1「ひいいっ!た…体温計って先生…」
不良2「そ…それは万年筆です…!」
そう、先生は体温計と言いながら万年筆を振り回していたのだ。
「先生…」
承太郎は先生のその様子を見て、怯えるを自分の背中にスッと隠した。
先生「万年筆?万年筆ですって!?これが万年筆に見えるの!?なんて…なんて頭の悪い子たちでしょう!あなたたちには、この体温計が万年筆に見えるの!?それじゃあよく見て!見なさい!」
そう言うと先生は怯える1人の不良の目に万年筆を突き刺した。
この時承太郎には先生の背中に緑色のものがズルズルと入っていくのが見えた気がしていた。
不良1「う、うぅ…」
不良2「あっ…」
承「ああ…」
「いやっ…!」
承太郎は咄嗟にの目を覆った。
そして目を刺された不良は叫んだ。
不良1「ぎゃああ!!!」
そして先生は笑いながら万年筆を振り回していた。
承「こいつ…」
不良達はそのまま逃げ出した。
先生「ジョジョ、さん、あなた達はまさか…これが万年筆に見えるなんて言わ…ないわよね!」
先生は今度承太郎達の方へと向かってきた。
「ねぇ承太郎…こっちに来るよ…」
は承太郎の学ランを後ろからぎゅっと掴んだ。
承「…大丈夫だ。」
すると先生は承太郎の顔に万年筆を突き立てた。が、承太郎はそれを手で止めた。
承「う…うおっ…うおお!なんだこの腕力…女の力じゃあねぇ!」
「承太郎!!!」
承「さっき床から得体の知れぬものが這い上がっていくのが見えた。スタンドか。花京院典明!石段で俺の足を切ったのもやつの仕業か!」