第14章 承①サウジアラビア
ポ「もうだめだこいつ…完全にいかれちまってるぜ…」
花(ば…ばかな…ぼ、僕は確信したんだよ…、承太郎…そいつのスタンドは夢の中のスタンドなんだ、ポルナレフ…眠っちゃあいけないんです…ジョースターさん…信じてくれ…みんな眠ったら殺されてしまうんです…僕を信じてくれ…)
「…」
ポ「なんてこった…もう花京院は旅も戦いも続けることはできねぇのか…」
「そんなのやだよ…」
ポ「でもも見たろ?」
「うん…でも花京院のことだからきっと何か理由があって…」
ポ「こんな赤ん坊がスタンド使いだって言い出したんだぜ?」
「そうだけど…」
ジョ「うむ…彼のことは明日の朝考えよう。寝るぞ。」
ポルナレフとジョセフは花京院を動かし、承太郎は寝袋を持ってきた。
は寝かしつけをしてくれと頼まれていた。
その間に赤ん坊は口に隠していたさそりを吐き出した。
「今日は怖いことがたくさんあったよね、ごめんね、そばにいるからゆっくり休んでね」
赤「きゃはは!ばぶーーぶぅ!」
「ふふふ、眠くないの?じゃあ子守唄歌ってあげる」
は赤ん坊の胸を一定のリズムでトントン叩き、子守唄を歌った。
「ね〜むれ〜ね〜むれ〜…♪」
あれこれしてる3人の元にの歌声が届いた。
ポ「子守唄か?」
承「みたいだな」
ジョ「は本当にいい子じゃのう…」
しばらくすると3人が戻ってきた。
ジョ「どうじゃ?眠ったか?」
「はい、ちょうどさっき」
ジョ「それじゃあわしらも寝るとするか」
4人も寝袋に入り、眠りについた。
するとまた夢のつづきに4人でいた。
ジョ「なんで遊園地で寝袋なんかで寝てるんだ?」
「これは、夢の続き…」
ポ「そうだ!こ、ここは…気をつけろ!承太郎!ジョースターさん!こ…ここは夢の中だ…恐ろしい…ここは悪夢の世界なんだ…」