第1章 変化する関係
「ダメっ」
寸前のところで根元をぐっと掴み口を離した
「次はユーリが私を気持ち良くして」
体制を変えベッドへ身体を沈めると
ユーリが上に跨り
角度を変えながらぎこちなく唇を押し当ててきた
ちゅっ…
舌を入れると応えるように絡めてくるユーリに愛おしさがこみ上げてくる
私とユーリは別に恋仲って訳じゃない
けれど今までだって何度もキスをしてきたしじゃれあったり、一緒に寝る事もあった
ユーリは一度も手を出した事なんてなかった
照れた顔をしながらはにかんだ笑顔が大好きで
今、この瞬間ユーリの初めてを奪うんだと思うと背徳感に背筋がゾクりとし
欲情した
今は敬愛するゼノ様の事を忘れよう
私は…
ゼノ様に飽きられてしまったんだし…
「…んっ…ユーリ…ぃ」
ちゅ ..
ユーリは私の胸の谷間に顔を埋めたり
揉みしだきながら感触を楽しんでいた
胸の頂にしゃぶりつき
軽く歯を立て吸い上げる
「あっ....ん」
次第に手は下へ伸ばされ
内腿を撫で
既に濡れて張り付いたショーツの紐を解いた