万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】
第15章 7.運命の出会いの始まり…
無「絢蘭?どうしたの?何か嫌な事あったの?」
『う゛ぅー。』
泣き止むことが出来なくて、むいがしんぱいしてくれているのに先パイにだき着いて首を横にふることしかできない。
真「おい棘!私の大事な妹を何泣かせてんだよ!」
パ「流石だな。初対面の女の子を落とすなんて!」
他の先パイたちがとげ先パイをからかい始めちゃった。
先パイはまったくわるくないのに、なぜかまだはなれたくない。
棘「おかか!(だから違うって!)」
『!!』
棘「こんぶ?(急に大きい声出してごめんね?)」
とげ先パイの大きい声に思わずびっくりしてしまった。
でも先パイはそのようすにせなかをゆっくりなでてくれた。
そのぬくもりがとってもここちよくてようやく少しおちつけたの。
『うめぼし(こっちこそごめんなさい。)』
4人「!!」
とつぜんだきついて泣き出したと思ったら、わたしもおにぎりの具を話したことにみんながおどろいてしまった。
でもこの方がとげ先パイとちゃんと今は話せそうな気がしたの。
棘「!!たかな!(気にしないで大丈夫だよ!)』
『ねぎとろ いくら こんぶ?(後で2人でお話したいです。ダメですか?)』
棘「しゃけ! (もちろん!いいよ。)」
『‼たかな!エビマヨ!(やったー!すごくうれしい!)」
他のみんながめっちゃ見てる…。
どうしよ…。
ずっととげ先パイと話しているわけいかないし。
みんなにさっきの事なんてせつめいしようかな?
わたしが一番わかんないんだけどね…。
悟「いやいや棘に何かシンパシー感じっちゃったのかな?絢蘭は心も繊細な子だからね。でも棘と仲良くなって涙も引っ込んで万々歳。さてこの後は君たちが来年使う寮とか紹介しよう」
さとるはわたしにポンと手を置くと、じじょうをわかったかのようにドヤ顔でウィンクした。
ドヤ顔…。
でもありがたかった。
わたしじしんでもうまくせつめい出来なかったから、こういう時さとるがいるととても助かるんだよね。
なみだをふいてさとるの後について行こうとした。
棘「たかな ツナマヨ。(自販機の近くで待ってるよ。)
『しゃけ!(はい!)』
とげ先パイが小さい声で答えてくれた。
すごくうれしくてえがおでうなずいちゃった。
今度いろんな意味でちゃんとお話し出来るぞ!